― Story by Shion ―
「溢れるほどのこの想いを、貴方に……」



そっと耳をすませば
私の名を呼ぶ、あなたの優しい声が聴こえる

――そっと瞳を閉じれば
私を包み込むように微笑む、あなたの暖かい眼差しが見える



決して逃れることの出来ない、血塗られた宿命
その宿命という名の支配者と戦い、勝ち抜き
そして、今、私が此処に存在することができるのは

――他の誰でもない、ジョー
あなたがずっと……そばにいてくれたから……

底知れない暗闇に目の前を塞がれて、何度もくじけそうになった私
でも、その度に……
いつも……どんなときでも
あなたが私の心へ勇気と力と――光を与えてくれたから



1年にたった一度だけ巡り来る、奇跡の聖夜――
もしも願いが叶うのなら
……今夜は、私があなたを照らす光になりたい

大空を舞うことに――戦うことに疲れた翼を
今はただ……ゆっくりと休めて欲しい



遥か天空より舞い降りた
蒼い風と光のぬくもり

この手の中に煌く溢れるほどの想いが
どうかあなたの元へ届きますように――……






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