〜cafe terrace〜
 
― Story by Shion ―


 

 

今晩の夕食のお買い物に出た帰り道――。
車を置いて街や公園を散歩した後、とある喫茶店に立ち寄ったジョーとフランソワーズ。
そこで交わされた2人の会話に、あなたもちょこっと耳を傾けてみてはいかがでしょうか……??

 

「よくお買い物に来るあのお店の近くに、こんな素敵なカフェがあったなんて……知らなかったわ」
「いつもは大抵、車で通り過ぎるだけだからね」
「ジョーは……よく来るの?」
「いや、ボクも実際に入るのは今日が初めてなんだ。この間偶然見つけて……入る機会を探してたとこ」
「そうなの? やっぱりたまには……近くもこうして散策しなくっちゃね」
「そうだね……」



「……ね、ジョー、気づいた?」
「? 気づいた……って、何に?」
「……やっぱり!」
「え?」
「さっき、しばらく外を歩いていたとき……すれ違った女のコたちが、みんな揃ってあなたの方を振り返ってたのよ。――それはもう、羨望の眼差しで♪」
「え、ええっ!?」
「ふふっ……」
「フ、フランソワーズ! からかうのはよしてくれよ!」
「ううん、ホントよ! ジョーったらそういうところ、ホントに無頓着なんだから……」
「だっ……だとしても!! ボクにはそんな視線、感じてる余裕なんてなかったよ!」
「あら……どうして?」
「えっ!? そっ、それは……」
「……?」
「……;;;」
「ジョー?」
「――フランソワーズが頼んだケーキ、遅いね」
「んもうっ……ジョー!」





 ……言えるワケないよな。
 女のコたちの熱い視線よりも、キミに見惚れる男ドモの視線の方が気になって仕方ありませんでした……なんて/////;;;







Gallery / Novel